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インテリアコーディネーターになるまで

  • 執筆者の写真: 希理子 日隈
    希理子 日隈
  • 2016年8月30日
  • 読了時間: 2分

私は小学生の頃、新聞と一緒に入ってくる広告の中の家の間取り図を見るのがとても好きでした。

なんかワクワクするんですよね。

部屋を与えられたのをきっかけに、そこが自分だけの大好きな空間でしょっちゅう物を動かして模様替えを楽しんでいました。

そしてTVや映画などで海外の住宅を見て、その内装や空気感にとても憧れていました。

ど田舎の小学生が、どうしてこんなに日本の住宅は貧相なんだとか、外国の町並みはどうしてあんな素敵なんだとか心の中でブツブツ文句を言ってましたね。。

中高生ぐらいになると、雑誌ananのインテリア特集に釘付けになり、そこに出てくるデザイナーやモデルさんのライフスタイルにも興味が出てきました。

当時インテリア雑誌などによく特集されていたミッドセンチュリーモダンに触れた事でさらにデザインや建築の世界にのめりこんでいき、おのずとデザイナーを目指すべくデザインが学べる大学へ進学しました。

卒業後は家具メーカーで企画デザインの仕事をしていました。

経営者が若手のデザイナー育成に力を入れていたので、3ヶ月に一度は東京へ行き、商品のマーケティング調査やインテリアショップ巡りなどをさせていただきました。

自分がデザインしたものが実際に形になり、商品として世に出ていく事に喜びを感じていたし、クリエイティブな仕事に満足していたのですが、時間が経つにつれ、もう少し広げたい、住空間全てに関われる仕事をしてみたいと思っていた矢先、知り合いから声がかかり住宅メーカーでインテリアコーディネーターの仕事を始めることになりました。

まだまだ何も分からなかった学生時代、就職に不安を抱いていた頃、誰かが「やりたい仕事があるならよそ見をせずにずーっとその方向を見ていれば自然と近づけるの」と言っていました。

ここには書ききれない紆余曲折色んな事がありましたが、一番になりたかったもの、やりたい仕事ではなくても絶対に大きなデザイン業界の枠からはみ出さないようにしようと心に決めていました。

そして今、30歳で独立という夢からはだいぶ遅れましたが36歳でフリーランスとして活動し始めました。

これから先、どこまで自分の夢に近づけるか分かりませんが一歩ずつ前に進んでいこうと思います。

 
 
 

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